定点観察Ⅰ
「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ない」カエサル
分蜂指標群2017の分蜂後の推移
解説
アカリンダニによるコロニー崩壊と防除の推移
このコロニーは、2016年5月に分蜂群として捕獲、2018年1月15日にアカリンダニのためコロニーは、崩壊しました。2017年には飼育群の中で一番最初に分蜂し、かつ強勢群のため、分蜂の指標としていました。
2016.05 飼育群以外からの分蜂群を同所に於いて、ハイブリット+キンリョウヘンの待ち箱で捕獲。2016年中は採蜜なし、7段で越冬アカリダニ症認められず(2016.5~6月、10月~4月まで メントール投与)
2017.04.07 1回目分蜂、過去最大の分蜂群、ざるネットのザルを大きくはみ出す。2017.4.13 2回目分蜂 2017.05.30 2段採蜜(1段目2段 全て貯蜜域良好)同日 2段継ぐ箱実施 7段 2017.10.27 最下段7段目に巣板を確認(動画参照)このまま越冬。2017.11.21 Kウイングハチ少数発見 アカリダニ罹患濃厚 2017.11.22 メントール強制蒸散ノーマット投入、メントール上部入れ替え(本日の予想外気温7℃) 2017.11.28 徘徊のハチが時折散見される。巣板の最下部が半分以上露出。ギ酸パテを投与。下のメントールノーマットのみ外す。2017.12.06 1週間経過、徘徊バチや、タール便が確認できなくなった。小康状態。 2017.12.20 14:30内検 底板に少数死骸あり 数匹徘徊 タール便あり、巣板が完全に露出。017.12.27 メントール入りのノーマットを巣箱下より投入、上部からギ酸パテを下部からメントール各々投入。
2018.01.25 PM1:30 今年の最強寒波到来 未明からの積雪5cm 巣の中に、生きている固体は確認できず。巣板は巣箱7段目の上部3分の巣落ち防止棒まで営巣、上部1段と下部3段を除く中間部の巣箱の巣板は、満タンの蜜で満たされていました。下部2段の大半が育児域と花粉貯蔵域と推定されます。