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蜜源 

知多半島で見られる蜜源植物
危険または不適切な蜜源植物

最も危険な蜜源植物トリカブトに、こんなに亜種があり、同定も一筋縄ではありません

​これは、一例です。2つの色が各々2種の植物で占められているわけでは、ありません。また花の色と花粉の色は必ずしも一致するとは限りません。

交換に適した蜜源植物の一例  キューブをクリック

蜜源植物「豆知識」

一群を一年飼育するためには、どれだけの蜜源が必要か?
代表的蜜源に換算しました。西洋ミツバチを飼育している職業養蜂家の一説では、以下のとおりです。
ただし、これらの花が一年中開花することはないので、他の植物と混植する必要があります。

 

・ナタネなら
約2,000㎡(605坪・約2反)必要と言われます。ナタネの流密量は1坪(3.3㎡)64,000個の花で1日0.24mgです。

・温州ミカンなら

約1,000㎡(302.5坪・約1反)必要と言われます。温州ミカンの流密量は1坪(3 3㎡)5 500個の花で1日0.41mgです。

 

 

蜜源不足、絶対的不足と相対的不足

絶対的不足 冬期と夏季の蜜枯れ期の不足

相対的不足 飼育の過密 自然界では平均1kmに1~1.7群生息という調査もある。蜜源に対して多数群飼育すると人為的な蜜源不足となる。

飼育場所周辺に植えたい有力な蜜源植物  

植えるなら、夏の蜜枯れ期7月~8月と、冬期に11月~2月に開花する花期の長い有力蜜源植物を中心に、重点的に植えたいものです。できるだけ、その土地や地域にある固有種や在来の植物を選んで植えましょう。日本では、自生する多くの植物が外来種で占められ、土着化しています。全ての外来種を駆逐対象植物として一括りにできません。ただ、固有種や在来種に大きな影響を与え、生態系を乱す植物を植えることを、避けるのが賢明です。手間をかけて、外部から持ち込まなくても、その土地や地域にあった有力な蜜源植物は、その土地や地域で見つけることができます。(太字は主要蜜源植物・赤字は蜜源枯渇期と冬期に必要な植物)

 

 

ハチミツソウ・ポリジ・エゴノキ・クロガネモチ・ソヨゴ・アカシアシナノキトチノキ・キハダ・コシアブラ・クリスマスローズカキノキ・クリ・ケンボナシ・ビービーツリー

イボタノキ・ブラシノキ・マテバシイ・ユリノキ・アメガシワ・キシンバイ・トウネズミモチ・ナツハゼ・カラスザンショウ・タラノキ・センダンクサ

ツバキ・ヒイラギナンテン・ヒサカキ・ミモザアカシア・ノダフジ・シャリンバイ・イヌツゲ・スダジイ・サカキ・アオジソ・ハヤトウリ・レモンウィンターセボリー・サザンカハギ・ビワ・ヤツデ・ソバ

 

少々難あり
ソバ・セイタカアワダチソウ(蜜に多く混じると、個性的な匂いを嫌う人もある)・クローバー(繁殖力が強すぎ、耕作地付近には不向き)・カラスサンショウ(枝にトゲがあり、耕作地周辺や公園や庭には不向き)・ クリスマスローズ (花期は長いが、高価)

 

駆除対象植物(有害植物として指定されている)または、要注意植物となっているもの

アレチウリ(特定外来生物に指定 駆除対象となっています) 半島では東浦町で確認されました。イタチハギは要注意外来生物に指定されています。

 

 

毒草(野生種が確認された場所から、巣箱を相当距離を置く)

トリカブト・ レンゲツツジ・アセビ・ネジキ というような一部のツツジ系植物は有毒物質が含まれる

採餌活動圏と距離

日本ミツバチの採餌活動圏は、ある研究者の説に従うと距離2.2k相当だと言われています。知多半島の南端 豊丘インターチェンジ付近に置いた巣箱コロニーの採餌圏は、以下の図の同心円の内側地域となります。ただ、遠くなるほど飛行のためにエネルギーを多く費やすことから、よほどの事情が無い限り、通常は燃費効率のよい近場の蜜源へ、コロニーのワーカーの多数が訪花するものと思われます。

キャプチャ.JPG

知多半島の主要蜜源植物、指標蜜源植物と年間作業の目安

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