top of page

 観察と記録

観察の一番の重点は危険回避です。ここでは、感覚や勘や経験がものをいいます。従来の伝統的な日本ミツバチの養蜂は、データよりも記憶に頼ることが多く、個人の感覚や勘のように、継承の困難な「暗黙知」が主役でした。それは、職人技のように、言語への変換が困難です。これらの感覚や勘、経験則に加え、これからの養蜂の知識獲得には、記録し、集積されたデータに基づいた、分析と情報交換が必要です。

最近注目される言葉にIoT(Internet of Things,アイオーティー)があります。モノがインターネットと繋がることや、そのモノ(デバイス)を、指します。モノをインターネットに接続することで、計測データ、センサーデータ、制御データの情報交換と通信ができます。PCやスマートフォンがあれば、巣箱の近くにいなくても、巣箱がインターネットに繋がっていれば、PCのスマホのスクリーン上から、巣箱の状態を確認したり、巣箱そのものを遠隔操作できます。また、観察や記録をデジタルで同時に行うことができます。

一方で従来の伝統養蜂、自然養蜂に回帰する動きもあります。単なる伝統回帰や継承でなく、生態学や自然環境の保全、生物多様性等の今日的な課題に対応する動きです。

​これらの二つの動向は、一部で対立したり融合しながら、新しい養蜂の地平を開拓していくものと思われます。

 

「青空とそよ風と大地」さんのブログの計算方法を参考にさせていただきました。、15日未満の飼育記録は除いています。

キャプチャ1.JPG
0キャプチャ.JPG
bottom of page